女性特有の悩みとされていた更年期障害ですが、最近では男性にも更年期障害があると注目が集まっています。まずは男性更年期についての理解を深め、自分自身の症状と照らし合わせてください。
男性更年期障害(LOH症候群)は女性の更年期と比べると、まだあまり知られていない病気です。なんとなく調子が悪い、だるい、疲れやすいなど、一見すると、単なる怠け者に見えてしまう症状であるため、周囲の理解が得られず、苦しんでいる患者様が多数存在します。
男性更年期障害の症状は、加齢にともない男性ホルモン(テストステロン)が低下することで起こると考えられています。この症状は加齢男性性腺機能低下症候群(Late-onset hypogonadism:略してLOH症候群)と呼ばれています。また、重度のストレスや環境の変化によっても影響を受け、放っておくと様々な悪影響を及ぼします。
「調子が悪かったので、検査をしたら男性ホルモンが正常値であるといわれた方」や「精神科に通われていてよくならない方」…このような方をDクリニック大阪 メンズでは隠れ男性更年期障害(LOH症候群)の疑いがある方と考えております。 Dクリニック大阪 メンズでは、先の症例として男性ホルモンが正常値にもかかわらず、元気が出ないという方に対して、DNA塩基配列を解析することで男性ホルモンの感受性を調べるアンドロゲンレセプター遺伝子検査もご用意しております。ご自身の症状をあきらめることなく、まずはDクリニック大阪 メンズの男性更年期専門外来を受診してみてはいかがでしょうか。
男性更年期障害(LOH症候群)の症状が与える影響は、大きく分けると身体、心、性の3つに分類されます。筋力低下や疲労感、頭痛、めまいなど身体にあらわれる症状は様々です。また、うつやイライラなど精神的にも不安定になります。さらにEDや性欲減退など男性機能にも影響を与えます。
筋肉や骨を作る作用があるテストステロン(男性ホルモン)の分泌量が減ってくると、必然的に筋肉量が落ちていき、ひどい人だと歩くのも困難になってきます。テストステロン値が低いと疲労度に関わるスコアが上がることが分かっています。また、テストステロン値が下がってくると、内臓脂肪が増えてきます。テストステロン値が低い人にテストステロン(男性ホルモン)を補充することにより、内臓脂肪が減って筋肉が増えるということも実証されています。
上記のような具体的な症状で、あてはまる項目はありましたか?これまで男性のホルモン低下・男性更年期についてはあまり情報が多くないだけに、症状が表れても「おそらく年齢のせいだろう」と安易に済ませてしまっている男性も多いようです。
特に「不眠」については、多くの男性が身体の辛い症状を感じており、日中の仕事や活動においてマイナスの影響を受けていることが多いようです。
「原因はわからないけど、なぜか不眠気味」「自分では睡眠時間をちゃんととっているつもりなのに、日中になると眠たくなってしまう」「夜中に目がさめてしまい、困っている」など、専門クリニックのメール相談にも寄せられています。
男性更年期障害(LOH症候群)の傾向があるかどうかが分かる「セルフチェック」で今の自分の状態を把握するのもおすすめです。「なんとなく気になるけど、大丈夫だろう」という方ほど要注意。セルフチェックで、自分の身体と向き合ってみましょう。
「体の症状」に挙げた心筋梗塞や狭心症といった症状は、男性ホルモンの低下が原因となっているケースがあります。
男性ホルモンの低下によって加齢現象として見逃されがちな「メタボリックシンドローム」や「高血圧」が進むにつれ、末梢部分の血管が圧迫されるなどの原因が重なり、心筋梗塞などのリクスは高まっていきます。
特に胸に違和感を感じたり、気分の悪さが続くようであれば、男性更年期とともに心筋梗塞などの検査も行うことをお勧めします。
更年期の症状の中で、本人だけでなく周囲も気がつく変化のひとつがイライラとしたり、うつ状態になったりという「心」の変化です。こういったイライラするとう症状は女性の更年期というイメージがありますが、男性の更年期でも同じような心の変化がおきます。
男性の更年期によって、テストステロン(男性ホルモン)値は低くなります。テストステロンには、抗うつ薬と同じように「一酸化窒素(NO)」を作り出す効果やストレス軽減効果といった共通点があるため、この値が低くなる=イライラも多くなるということです。
テストステロン値が低いとうつになりやすいという研究結果も出ています。脳にはこれまで経験してきた恐怖や悲しみをストックしている扁桃体と呼ばれる部分があります。この扁桃体には、男性ホルモンとストレスホルモンである副腎皮質ホルモンのコーチゾールが作用します。普段、男性ホルモンは扁桃体にしっかりと蓋をしているのですが、男性ホルモンが減ってコーチゾールが増えると、この蓋が開いて不安や悲しみが忍び寄ってくるのです。また、男性ホルモンは眠りを深くする作用があるため、減少するに従い、良質な睡眠が妨げられる結果となります。
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