薄毛・AGA治療 > 頭髪コラム > AGA > 【クリニック監修】ハゲが遺伝する本当の理由

更新日:|公開日:

【クリニック監修】ハゲが遺伝する本当の理由

【ハゲの遺伝子?】ハゲは遺伝するのでしょうか。親が近視だと近視になりやすいように、親がハゲならハゲやすい?結論からいうと、ハゲは遺伝します。が、遺伝的要因が全てではありません。親がハゲていても、ハゲないこともあります。ハゲ遺伝のメカニズムを紐解いてみましょう。

このページの監修者のご紹介

医療法人翠奏会 
Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)

事務長 安田 孝志(やすだ たかし)

経歴

髪に関する美容業界を経て、1999年にクリニックに入職。「AGAはお医者さんで治せる」ことがまだ世の中にあまり知られていない頃から発毛治療に事務長として携わってきた、日本における発毛治療の変遷を知るエキスパート。
関西において男性の発毛治療を行っているDクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)と、分院の女性専門クリニック・脇坂ウィメンズヘルスクリニック大阪の事務長として活躍中。新人指導や接遇改善、業務改善等に対しリーダーシップを発揮している。

「ハゲは遺伝する」は本当?

親がハゲていると、子どももハゲやすいのでしょうか。親が子どもの頃から近眼だと、子どもも目が悪くなりやすいと言われますが、ハゲの場合はどうなのでしょうか。

結論から言うと、ハゲは遺伝します。遺伝子情報として、ハゲやすい性質を受け継いでしまうことは十分にあり得るのです。

とはいえ、兄弟であってもハゲる人とハゲない人がいるように、あるいは一卵性双生児であっても毛髪量に違いがあるように、遺伝的な要因がハゲの原因の全てではもちろんありません。

親がハゲていても、ハゲないことは十分にあります。逆に言えば、親も親戚もハゲていなくても、自分がハゲてしまう可能性も否定できないということです。

 

ハゲるメカニズムを知ろう

ハゲがどのように遺伝するのかを理解するためには、ハゲるメカニズムをまず理解することが必要です。AGA(男性型脱毛症)によってハゲてしまう原因には、以下のものが関わっています。

ハゲるメカニズム(1)5αリダクターゼ

前頭部や頭頂部の毛乳頭や、全身の毛穴の皮脂線に存在する酵素です。

この酵素が、男性ホルモンのテストステロンに働きかけることで、ジヒドロテストステロン(DHT)が生成されます。

このDHTは毛母細胞の活動を阻害する働きを持っているため、毛母細胞の働きが不活発になり、髪の毛の正常な成長が阻害され、ハゲが進行してしまうのです。

ハゲるメカニズム(2)アンドロゲンレセプター

DHTが生成されると必ず毛母細胞の活動が低下してしまうわけではありません。

DHTは、毛根にあるアンドロゲンレセプターという受容体に結合することによって、毛母細胞の活動を抑制し、髪の毛の成長を妨げるような影響力を発揮します。

 

ハゲやすさとは何か?

ハゲるメカニズムを理解することで、ハゲやすさの理由もわかってくるでしょう。

・ハゲやすさその1

テストステロンをDHTへと変換する役割を担う、5αリダクターゼの活性が高いということ。逆に、5αリダクターゼの活性が低ければ、体内のテストステロンからDHTが生成されにくく、ハゲにくい体質になります。

・ハゲやすさその2

アンドロゲンレセプターの感受性が高い人。

たとえDHTが生成されたとしても、アンドロゲンレセプターと結びつかない限りは、毛母細胞に悪影響を及ぼすことはありません。アンドロゲンレセプターがDHTを感知することで、DHTは毛母細胞の活動を抑制します。

アンドロゲンレセプターの感受性が低いと、DHTが受容されにくく、DHTの悪影響を受けにくいのです。

 

ハゲやすさはどう遺伝するのか

5αリダクターゼの活性の高さ

5αリダクターゼの活性の高さは個人によって異なります。そして、その活性の高さを決める遺伝子情報は、父親からも母親からも遺伝します。

5αリダクターゼの活性が高い親から生まれた子どもは、やはり5αリダクターゼの活性が高いという場合が少なからずあるということです。

アンドロゲンレセプターの感受性の高さ

アンドロゲンレセプターの感受性の高さについては、もう一つ遺伝的条件があります。
アンドロゲンレセプターの感受性に関わる遺伝子情報はX染色体にあります。男性は父親からY染色体を、母親からXの染色体を受け継ぎます。一方の女性は、両親からそれぞれのX染色体を受け継ぎます。

つまり、男性のX染色体は母親から受け継いだもの。母方の祖父がハゲている場合、母はハゲた祖父からX染色体を受け継いでいるため、子どもにはそのX染色体の遺伝子情報が受け継がれていることになります。

つまり、母方の祖父がハゲかどうか、というのが、アンドロゲンレセプター感受性の高さを判断する一つの目安になるということです。

当Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)でも、5αリダクターゼの発現強度を調べるAGA(男性型脱毛症)リスク遺伝子検査や、アンドロゲンレセプター遺伝子を調べるリスク検査を行なっています。サイトでご案内しておりますので、よろしければご一読ください。

 

ハゲの原因は遺伝だけではない

ハゲに関する遺伝子は確かに存在します。しかし、「母方の祖父がフサフサだから自分は安心。」あるいは、「祖父がハゲてるから自分もハゲてしまうはず。」

そんな風に短絡的に決めることはできません。ハゲる原因は、遺伝的要因以外にもあるからです。ハゲのリスクを高めるものとして、次のようなことが挙げられます。

遺伝以外のハゲの原因(1)睡眠不足

慢性的な睡眠不足は頭皮環境を悪化させます。
ハゲは、毛母細胞が正常に細胞分裂を行わなくなることで発症します。毛母細胞を活性化させるためには、成長ホルモンの分泌が盛んになる夜間の休息、良質な睡眠は不可欠なのです。

遺伝以外のハゲの原因(2)喫煙習慣

タバコのニコチンは毛細血管を収縮させ、その血行を悪化させます。毛乳頭につながる毛細血管から十分な酸素や栄養が送り込まれなければ、毛母細胞は活発に細胞分裂を行えなくなり、髪の毛の成長は阻害されてしまいます。
喫煙はハゲのリスクを高めます。ハゲ予防、ハゲを改善するために、喫煙習慣のある人は今日からの禁煙をお勧めします。

遺伝以外のハゲの原因(3)食生活の乱れ

頭皮を健やかに保つために欠かせないのが、良質なタンパク質を中心とした食生活です。髪の毛は、ケラチンというタンパク質によってできています。

体内に取り込んだタンパク質は一旦アミノ酸に分解されます。そこから、それぞれに必要なタンパク質に再合成されていくのですが、ケラチンを再合成する際に欠かせないのが、ミネラルの亜鉛です。

あるいは、抗酸化作用のあるビタミン類も、髪の毛の健やかな成長には欠かせません。
糖質過剰な食事、不規則な食習慣はハゲのリスクを高めます。

遺伝以外のハゲの原因(4)ストレス

頭皮が皮脂分泌過剰になったり、逆に皮脂が足りずに乾燥しすぎて頭皮のバリア機能が低下してしまうことでも、頭皮環境は乱れます。

頭皮も皮膚です。古い角質層が常に剥がれ落ち、正常なターンオーバーが繰り返されることで、健康な頭皮が保たれます。

しかし、頭皮はとてもデリケート。過剰なストレスもターンオーバーの乱れにつながりかねません。ストレスから心身を回復させるためにも、冒頭にあげた「睡眠不足」は毛髪の大敵だと言えるでしょう。

以上、遺伝以外に、ハゲのリスクを高める要因を見て来ました。遺伝のリスクについても、アンドロゲンレセプターの情報はX染色体にありますが、ハゲを誘発する遺伝子情報はX染色体以外にも存在すると考えられています。

ハゲる原因やその他の情報をまとめたページもございますので、よろしければそちらもご参考になさってください。

 

遺伝に関係なくハゲを本気で解決したいと思ったら

5αリダクターゼの活性が高い。アンドロゲンレセプターの感度が高い。そんな体質であったとしても、本気で解決したいと考えるならば、ハゲは治療可能な症状です。

5αリダクターゼを阻害する「プロペシア」や「ザガーロ」、細胞分裂が不活発になっていた毛母細胞に直接働きかけて活性化する「ミノキシジル」など、効果的なAGA(男性型脱毛症)治療薬が存在します。

しかし、自分のハゲ症状がそもそも何由来なのか、あるいは、遺伝子リスクはどの程度高いのか、どのAGA(男性型脱毛症)治療薬が効果的か、そして不足しがちな栄養素の補い方など、治療効果を高めるためには、多方面からのアプローチが不可欠です。

とりわけ、AGA(男性型脱毛症)治療薬はどれも医薬品です。高い効果が期待できる一方で、AGA(男性型脱毛症)治療薬の副作用のリスクもあります。安易に個人で服用をスタートさせることには、リスクが伴うことも理解しましょう。

症例数が多くあり、最先端のデータを取り入れながら専門的なAGA(男性型脱毛症)治療を行なっている、頭髪治療専門のクリニックであれば、そうしたリスクを最小限にするための対策をしながら、AGA(男性型脱毛症)の治療効果を高めていくことが可能でしょう。

 

<まとめ>

ハゲは遺伝するということ。一方で、必ずしも遺伝だけでハゲるわけではないことがおわかりいただけたでしょうか。ハゲと遺伝についてのコラムは以上です。

Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)には、無料カウンセリングもありますのでお気軽にお問合せください。

Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)

注:記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。
サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

お住まいの近くのクリニックをお選びください

前の記事

【クリニック監修】ハゲを治す!ハゲの治療法と生活改善!

次の記事

【クリニック監修】ハゲは薬で治せます