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【クリニック監修】保険は適用される? AGA治療

【AGA治療に保険?】長期間にわたるAGA治療。クリニックで健康管理もしながら自分に合った治療をしようと思うと費用が気になります。健康保険や、医療費控除の対象になるのでしょうか。少しでも安く抑える方法があるのか、説明します。

このページの監修者のご紹介

医療法人翠奏会 
Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)

事務長 安田 孝志(やすだ たかし)

経歴

髪に関する美容業界を経て、1999年にクリニックに入職。「AGAはお医者さんで治せる」ことがまだ世の中にあまり知られていない頃から発毛治療に事務長として携わってきた、日本における発毛治療の変遷を知るエキスパート。
関西において男性の発毛治療を行っているDクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)と、分院の女性専門クリニック・脇坂ウィメンズヘルスクリニック大阪の事務長として活躍中。新人指導や接遇改善、業務改善等に対しリーダーシップを発揮している。

保険適用される? されない? AGA治療のお財布事情

ひと昔前は、「遺伝」だの「体質」だので諦めるしかなかった薄毛
でも、研究が進み、今や薄毛は治療で改善が望める時代です。
「それなら治療したい」と思う人もたくさんいらっしゃるでしょう。

でも気になるのは治療にかかる費用の問題ですね。
AGA治療は、長期間にわたり取り組まなければいけません。
それだけに、費用がいったいどれくらいかかるのか、は是非とも把握しておきたい問題です。

AGA治療にはいったいいくらかかるのか。
保険適用されるのか。
今回はAGAとお財布事情について説明します。

 

残念ながら…AGAに保険は適用されません

健康保険が適応になる病気とは

薄毛が気になるから治療したいなあ…そんなふうに考えている人には酷な通告になりますが、AGA治療には健康保険は適用されません。

私たちが生活していく上で治療が必要な病気やケガの治療には、一定のルールに基づき健康保険が適用されます。

風邪を引いたり、足を捻挫したりした時の診療は「●割負担」とその人の年齢や加入している保険によって負担割合が決められており、負担すべき金額を支払います。

ところが、同じ病気やケガでも健康保険が適用されないケースがあります。

健康保険が適応されない医療費

国民健康保険では以下の場合、保険証を持っていたとしても診療費が下りない、または一部の診療費が制限されることがあります。
■健康診断
■予防注射
■美容整形
■歯列矯正
■正常な出産
■ケンカ・泥酔など、不行によるケガの診療費
■業務上の病気やケガ(原則労災適用となるため)
■加害者のいる事故による病気やケガ

(上記引用|国民健康保険「保険証が使えない病気やケガ/国民健康保険の基礎知識」より

保険制度については、国民健康保険だけでなく、組合・政府管掌・共済保険等々様々な保険組合が存在します。上記は国民健康保険の公式サイトからの引用ですが、基本的なルールは他の保険も同様で、上記にあげられている項目については、まず保険適応外と思って良いでしょう。

 

同じ薄毛でも保険が使える薄毛もある

AGAは「男性型脱毛症」で、遺伝やホルモンが原因で髪が薄くなる症状です。
しかし、薄毛になるのはAGAだけではありません。

ストレスや自己免疫が原因と言われている円形脱毛症や、甲状腺機能障害などの疾患が原因で髪が抜けている場合、その病気を治すための治療費は保険適用になります。

 

賢くAGA治療1 /保険が適用されないなら「治療内容で変わる金額」

保険が適用されないからといって治療を諦める手はありません。
いろいろ知恵を働かせて少しでも安く、確かな治療効果を得ましょう。

まずは治療内容を検討しましょう。
AGA治療は大きく分けて4つあります。

(1)投薬治療

一番多くの方が取り組んでいらっしゃるのが、薬を使用した治療法です。
投薬治療はさらに「積極的(発毛)治療」と「抜け毛防止治療」に分けられます。
多くの方がどちらか片方ではなく、両方を並行して進めていらっしゃいます。

フィナステリド配合薬(代表的な薬:プロペシア)
→主な目的「抜け毛防止」
男性ホルモン・テストステロンと結合してDHT(ジヒドロテストステロン)を生成する還元酵素「5αリダクターゼ」の作用を阻害しますおよそ1ヶ月分で\5,000~\7,000円程度。

・デュタステリド配合薬(代表的な薬:ザガーロ)
→主な目的「抜け毛防止」
フィナステリド同様、還元酵素5αリダクターゼの作用を阻害します。フィナステリドは一つの型のみを阻害するのに対し、デュタステリドは2つの型を阻害することから、効果が強いと言われています。
こちらはおよそ1ヶ月分で9000~13000円程度。

・ミノキシジル(内服薬と外用薬があり)
→主な目的「発毛」
発毛効果のある医薬品として知られるミノキシジルには、内服薬と外用薬があります。
外用薬「ロゲイン」の場合、1ヶ月あたり6000~8000円程度。内服薬の場合1ヶ月分で8000~10000円程度。

なお、ミノキシジルタブレット(内服薬)はクリニックによって取扱いのないところもあるので、初めてのクリニックを受診する際は確認をした方がよいでしょう。

どの薬を使用するか、或いはどの薬とどの薬を組み合わせるか、によってかかる費用も違います。

ご自身が「もっと毛を増やしたい」と思うか「とにかく抜けるのをどうにかしたい」と思うか、その両方を叶えたいかにもよりますが、そのあたりはクリニックでのカウンセリングが良い答えを導いてくれるでしょう。

(2)ミノキシジル注射「毛髪再生メソセラピー(育毛メソセラピー)」

まだ新しい治療法で、実施しているクリニックはさほど多くありません。
発毛成分・ミノキシジルや、毛母細胞を活性化させる成長因子、またはビタミン剤等を注射(あるいはレーザー)で頭皮に直接注入するものです。
料金はクリニックによって差がありますが、1回あたり15000~30000円程度です。
もちろん、1回だけで終わるものではありませんから、必要な回数についても相談や確認が必要です。

(3)HARG療法

こちらも新しい治療法で、「自己毛髪再生医療」です。
“成長因子”(細胞を成長・活性化させる成長因子を中心に調合された薬剤)を頭皮に直接注入して発毛を促します。

効果の高さで話題になっていますが、まだ取り入れているクリニックは多くありません。
こちらも1回の施術では満足できる効果が得られないことが大半で、一般的には6回を1クールとして行うことが多いようです。
1回の施術で20000~100000円前後と、価格に開きがあり、1クール行うと合計金額はかなり差が出ます。

(4)植毛

植毛はある意味永久治療と言えるでしょう。
薄い部分に毛を植えて髪を増やすのです。
範囲が広くなり、植える毛の量が増えるほど価格が高くなります。
ざっくりとした言い方ですが、100万円以上は覚悟した方がいいでしょう。

現時点で、一番取り組む人が多く現実的な治療は、投薬でしょうか。
投薬治療を選んでも、さらに安く治療できる方法があります。

 

賢くAGA治療2 /保険が適用されないなら「ジェネリック医薬品」

薬には、先発医薬品と後発医薬品があるのはご存知ですか。

新薬の開発には莫大な費用と長い時間が必要です。
そうして生まれた先発薬は、発売以来20年間は開発したメーカーの独占販売が認められています。
その独占期間が終わると、他の製薬メーカーも、「国民の健康に寄与する」という観点から、先発医薬品と同じ主成分で、効能、効果や、用途、用法は基本的には同じ薬をつくることが認められるのです。

この先発医薬品の特許期間終了後に発売される、同じ成分で同じ効果の薬が「後発医薬品」=「ジェネリック医薬品」と呼ばれます。

先発医薬品に比べて開発費用も安く、開発期間も短く済むため、薬の価格も安く、求めやすくなっています。

AGA治療薬のジェネリック

<プロペシア>
投薬治療を選択する患者の方の多くが使用しているのが「プロペシア」。
プロペシアにはジェネリックが存在します。
効き目は同じで価格が安いのですから、これを選択することも検討しましょう。

プロペシアのジェネリックはいくつか出ていますから、どの薬を使うかにもよりますが、大体ジェネリックはプロペシアに比べて月額で1000~2000円は安くなっていることが多いようです。
「1ヶ月あたり1000円安いだけか」と思われるでしょうが、薄毛治療は長期間継続する治療です。長ければ長い程経済効果が大きくなるのは、ご理解いただけるとおもいます。

<ザガーロ>
ザガーロは2015年9月に厚生労働省から承認されたばかりの新しい薬です。
特許期間がまだ経過していないため、国内でザガーロのジェネリックを製造することは認められていません。
ザガーロに関してはジェネリック医薬品は存在しないので、選択の余地は無し、ということになりますね。

<ミノキシジル>
ミノキシジル外用薬については、国内メーカー、海外メーカーとも、ジェネリックは存在します。

また、ミノキシジル内服薬のジェネリックも存在します。
ただ、これらは海外でのみ製造販売が承認されている製品ということもあり、国内では販売されていません。
クリニックで取り扱いがあるかどうかは確認が必要でしょう。

AGA治療薬については、こちらのコラムにも詳しく書かれています。

 

賢くAGA治療3 /保険が適用されないなら「生活習慣改善」。

AGAだけでなく、健康にもいい事「生活習慣を改善」

抜け毛防止、発毛促進など薬の手を借りて治療する以外に、まだできることがあります。
生活習慣の見直しです。
「なんだ、そんな話か」などとおっしゃらず、一度耳を傾けてください。
乱れた生活習慣では、いくら薬を使用しても、その効果は最小限にとどまるかもしれません。
一方、生活習慣を改善することで、薬の効果が最大限に引き出される可能性もあるのです。

・睡眠不足ではありませんか
「髪は寝ている間に育つ」などと言います。髪を成長させる成長ホルモンが一番分泌されるのは入眠後、約90分後です。一般的な生活サイクルであれば、まとまった睡眠時間をとれる夜間(昼夜が逆転している場合は、それに合った時間帯)の睡眠時に、良質な眠りに入っていることが大事です。

布団に入る直前までパソコンやテレビを見て、布団の中に入ってまでスマホを触っているような生活をしていらっしゃいませんか。
夕食は眠る2時間前には終え、テレビのボリュームも下げ、少しずつ暗くして、うまく眠りに入れるようリズムをつくってみてください。
何かやり残したことがあっても、夜早く寝た分、朝早く起きれば大丈夫。
少しでも夜早く寝るようにしましょう。

・バランスの取れた食事をしていますか
偏った食事、不規則な食事が良くないことはお分かりですね。
栄養バランスが崩れると、髪が栄養不足になって十分育ちません。
特に髪の毛を構成しているタンパク質や髪の毛の生成をアシストする亜鉛、ビタミン類は欠かせません。

ファストフードやコンビニ弁当ばかりでなく、きちんと栄養バランスの取れた食事をすることを心がけてください。

・過度なストレスは良くありません
ストレスの解消も薄毛対策につながります。
過度のストレスはホルモンバランスを乱す原因となります。
またストレスが高じると不眠症になったり食欲不振になったり、およそ健康的な生活とはほど遠いものになってしまいます。

・日々適度な運動を
運動をすることは、体全体の血行を促進します。
また、体を動かすことはストレスの解消にもつながります。
毎日の生活になかなか運動を組み入れることが難しい人は、とりあえずひと駅分歩くとか、エスカレーターやエレベーターを使わず階段を使う、とかそんな身近なことから始めてみてください。
「体をこまめに動かす習慣」をつけたいですね。

・飲酒・喫煙はほどほどに
適度な飲酒はストレス解消に役立ちますが、過度の飲酒は良くありません。
肝臓のためにも良くありませんが、体内でアルコールが分解される際に髪の毛に必要な栄養(アミノ酸など)がたくさん使われ、髪の毛に行きわたらなくなる可能性があります。
また、タバコは血管を細くするため血行不良の原因となります。
いきなりの禁酒・禁煙は難しくても、少しずつ減らす努力をしましょう。

AGAの対策については、こちらのコラムをおよみください。

 

保険が適用されないなら「医療費控除」は?

!!AGA治療は、医療費控除も適応外。!!

AGA治療は健康保険適用外です。
せめて医療費控除だけでも受けられたら…と思いますね。
医療費控除の対象にはならないのでしょうか。

結論から言えば、現時点では「なりません」。

医療費控除というのは、年間でかかった医療費が多い人のために、医療費を税金から控除してくれる、というものです。
自分や家族の医療費が年間10万円を超える場合に申請をすることができます。
対象となるのは、下記の通りです。

<医療費控除を受けられるもの>
・病院での診療費や治療費、入院費
・医師の処方箋をもとに購入した医薬品の費用
・治療に必要な松葉杖など医療器具の購入費用
・通院のための交通費
・子どもの歯列矯正費用
・治療のためのリハビリ・マッサージ費用
・介護保険の対象となる介護費用
です。

しかし、以下のものは対象となりません。

<医療費控除を受けられないもの>
・人間ドックなど健康診断の費用
・予防注射の費用
・美容整形の治療費用
・漢方薬やビタミン剤の費用(サプリメントもここに入ります)
・マイカー通院のガソリン代や駐車料金
・里帰り出産のための実家への交通費
・自分の都合で利用した入院時の差額ベッド代

AGA治療は美容目的の治療という位置づけがなされています。
さらに、AGA治療は自由診療で保険適用外の治療です。
そんな理由から、医療費控除の対象外なのです。

医療費控除の特例制度「セルフメディケーション税制」は?

2017年から、医療費控除の特例制度「セルフメディケーション税制」がスタートしました。
スイッチOTC医薬品を購入した際に、その購入費用について所得控除が受けられるというものです。
スイッチOTC医薬品というのは、医療用から転用された医薬品のことで、対象となる有効成分が厚生労働省によって定められています。
イブプロフェンやロキソプロフェンなど、耳に覚えのある成分が84種(実際に対象とされる医薬品の品目数は約1,600品目/2018年9月現在)
指定されています。
が、残念ながらミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドなどはその中に見当たりません。

どうやら、AGA治療はもとより、そのための薬品購入についても、保険適用になるのも控除対象になるのも、まだ先のようです。
法改正、制度改正を待ちたいところですね。

(上記参照)
厚生労働省
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について
スイッチOTC医薬品有効成分リスト

薄毛の原因において、甲状腺機能障害などの疾患が原因で脱毛症になった場合は、医療費が保険適用になるという説明をしましたが、税制についても同様です。一般的に疾患として認められるものは控除対象、認められないものは、控除対象外となります。

いずれにしても、成人男性の3人に1人が悩んでいるという薄毛、医療費が少しでもかからないように制度が変わっていってくれるといいですね。

 

(まとめ)保険適用外のAGA治療。少しでも安く抑えたいなら、早めの治療スタートに限る

残念ながら現在のシステムでは、AGA治療にかかる診療費や薬代などは保険適用外、医療費控除においても対象外です。
決して安くない治療費ですから、少しでも安くなる方策が欲しいところですね。

費用のことを考えると治療を始めるのに二の足を踏んでしまいそうですが、それは違います。
治療を先延ばしにすればするほどAGAは進行します。
貴方は、いつ頃の状態にまで髪を戻したいと思っていますか。10年前? 5年前?
早くに治療を始めるほうが当然ながら効果も早く感じられます。
早くに目標段階に達したら、あとは現状維持の治療に切り替えることも可能です。
結局、それが治療費を少しでも安く抑えることになります。

さあ、迷っている暇はありません。
迷っているその間にも髪は抜けていきます。
勇気を出して、Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)の無料カウンセリングにご相談ください。

注:記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。
サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

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