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【クリニック監修】抜け毛の本数、1日何本以上なら対策が必要?

抜け毛の本数が多いと気になりますよね。人間だけでなく毛を持つ動物のすべてが、「毛が抜け落ちて生え変わる」という特性を持っています。しかし一度にあまりに多くの抜け毛が目に入ると、「自分は薄毛になるのでは?」と心配してしまいがちです。そこで人間の抜け毛の適正な本数について、調べてみました。

このページの監修者のご紹介

医療法人翠奏会 
Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)

事務長 安田 孝志(やすだ たかし)

経歴

髪に関する美容業界を経て、1999年にクリニックに入職。「AGAはお医者さんで治せる」ことがまだ世の中にあまり知られていない頃から発毛治療に事務長として携わってきた、日本における発毛治療の変遷を知るエキスパート。
関西において男性の発毛治療を行っているDクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)と、分院の女性専門クリニック・脇坂ウィメンズヘルスクリニック大阪の事務長として活躍中。新人指導や接遇改善、業務改善等に対しリーダーシップを発揮している。

誰でも1日に100本前後の本数の抜け毛が起こる

人間は男女関係なく、1日あたり平均で100本前後の本数の抜け毛が起きています。しかし毎日きっちり同じ本数が抜けるわけではなく、少ない日もあれば多い日もあります。平均して100本前後ということです。

 

抜け毛の本数が多くなる「夏から秋」

また、“夏から秋にかけて”は抜け毛の本数が多くなると言われています。
この時期の抜け毛が多い理由には諸説あり、まだはっきりと解明されていないようです。しかし、夏にたっぷり紫外線を浴びたことで頭皮がダメージを受け、まとめて抜け落ちてしまうことも考えられるでしょう。

この時期は人によっては100~200本もの本数が1日に抜けることがありますが、それがすぐに異常ということではありません。また1日の間に規則正しく抜けるわけではなく、その50~60%の本数はシャンプーで抜けることが分かっています。だからシャンプー時に指や排水溝に多くの髪が絡まっていたからといって、ビックリする必要はありません。
1人の人の髪の毛はおよそ10万本あると言われています。そのうちの100本といえば0.1%に過ぎません。そして髪の毛は抜ける一方ではなく生えてくるものですので、本数の多い抜け毛が目についたからといって、すぐに薄毛の心配をする必要はないのです。

(参考:メンズヘルス東京「抜け毛の本数、どこからが異常?一般的な抜け毛とAGAの分かれ道」

 

あまりに本数の多い抜け毛には、理由がある

平均して1日100本もの本数の毛が抜けているものの、髪の毛全体から見れば0.1%程度。しかし急激に量が増えたり、抜け毛ばかりが目立つようになったら注意が必要です。

ある一部の髪の毛がごっそり抜けてしまった場合は、円形脱毛症の可能性があります。円形脱毛症は極度のストレスなど発症し、免疫機能の異常による自己免疫疾患などが原因と言われていますが、まだはっきりとしたメカニズムの解明はわかっておらず、確実な治療方法は確立していません。
場合によっては治療によって良くなることもあります。
頭皮のある部位の抜け毛の本数が増えたと自覚したら、医師に相談することをお勧めします。

AGAによる抜け毛の場合

また、抜けてもその後なかなか毛が生えて来なかったり、柔らかくてコシがない毛ばかりでボリュームダウンしてしまった場合は、AGAの疑いがあります。

AGAとはAndrogenetic Alopeciaの略で、「男性型脱毛症」のことです。現在は、日本全国で1200万人以上の男性がAGAに悩んでいると言われています。

AGAは体内で分泌されている男性ホルモンである「テストステロン」が、5αリダクターゼという還元酵素の作用により、より強力な作用を持つ「ジヒドロテストステロン(DHT)」という男性ホルモンに変化することが発症の原因と言われています。

DHTは毛乳頭細胞にある受容体に結合すると、毛髪を作る毛母細胞の活動を抑制する効果を発揮します。これにより髪の成長が阻害され、「ヘアサイクル」が乱れて抜け毛が目立つようになるのです。

 

抜け毛の本数を増やす、ヘアサイクルの乱れとは?

「ヘアサイクル」とは毛周期のことで、髪が生えてから抜け落ちるまでの期間のことを言います。このヘアサイクルの周期は女性の場合で4~6年、男性の場合は2~5年と言われています。

髪が生えて育つ「メカニズム」と「ヘアサイクル」

髪は皮膚が角化してできたものであり、髪には皮膚の外に出ていて目で見ることができる「毛幹」と、皮膚の下にある「毛根」という部位があります。毛根の根の部分には「毛母細胞」という、髪を生み出すために細胞分裂を促す組織があります。この毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで、髪は成長していきながら伸びていきます。

生み出されたばかりの毛は、柔らかくてフワフワしています。しかし伸びていくうちに、しっかりとした硬くて太い毛に育っていきます。この髪が生まれてから育っていく時期を、ヘアサイクルの「成長期」と呼びます。

成長期を終えた髪は細胞分裂が徐々にストップしていき、2週間程度かけて抜け落ちる準備を始めます。この時期を「退行期」と呼びます。それも過ぎると今度は「休止期」という時期に入り、3~4か月かけて毛は抜け落ちていきます。
このヘアサイクルが正常であれば、抜けてから2、3カ月後には同じ毛穴からまた毛が生み出されていきます。しかしヘアサイクルが乱れるとその毛穴から新しい毛が生み出されなくなったり、生えてきても成長しきっていない状態で抜け毛が起きてしまいます。これにより正常な本数以上の抜け毛が、引き起こされる可能性があるのです。

 

 

AGAによる抜け毛の本数を減らし、食い止めたいなら

AGAによる抜け毛の本数を減らし薄毛を改善させるには、AGA治療を始める必要があります。では、AGA治療はどこで始められるのか?
それは一般的な皮膚科でも不可能ではありませんが、より確実なのはAGA治療を専門にしたクリニックです。なぜなら一般皮膚科の診療領域は多岐にわたるため、出会った医師がAGAに詳しいとは限らないからです。

しかしAGA治療に特化したクリニックであれば、どの医師も言ってみれば「AGAのエキスパート」。だから1人1人の体質に合わせた治療が受けられます。
AGAを治療にあたっては、「プロペシア」や「ザガーロ」などのAGA治療薬を服用する方法や、外用薬である「ミノキシジル」を塗布する方法があります。いずれの治療薬も抜け毛の本数を抑え、太くてしっかりした毛を育てていけるようにヘアサイクルを整える効果を持っています。

なおプロペシアとザガーロについてはこちらのコラムで詳しくご紹介しています。

AGAの治療薬に関しての情報をまとめたコラムのございますので、よろしければそちらもご覧ください。

 

抜け毛の本数を増やさないためのケアとは

抜け毛は誰にでもあるものとはいえ、その本数を適切にしたい。ごっそり抜けるなんて嫌だと思ったなら、抜け毛の本数を減らすために日々の生活でできる抜け毛ケアを試してみてください。

シャンプーの選び方に気を使う

ドラッグストアなどで手軽に購入できるシャンプーの多くが、高級アルコール系シャンプーです。お手頃価格で洗浄効果も高いので、つい手が伸びてしまいがちです。
しかし敏感肌や乾燥肌の場合は、その強い洗浄力と頭皮への刺激の強さによって、抜け毛リスクが高まる可能性があります。

エコロジカルなイメージのあるせっけんシャンプーは、頭皮への刺激が弱い反面洗浄力は高いのですが、アルカリ性のため髪がパサついたり、きしんだりします。

抜け毛の本数を減らしたい場合には、アミノ酸系のシャンプーをお勧めします。洗浄力は他の2つに比べてやや弱いものの、低刺激のため頭皮を傷めるリスクが低いのがアミノ酸系シャンプーの特徴です。

質の良い睡眠を心がける

良質な睡眠は心身の疲れを取り除いてくれるだけではなく、成長ホルモンの分泌を盛んにします。成長ホルモンの分泌が盛んになると毛母細胞の活動も活性化するので、抜け毛の本数を減らして健康的な頭皮を保つことに繋がります。
忙しくてもなるべく、1日5時間以上ぐっすり寝ることを心がけてください。

食事の栄養バランスに気を遣う

髪の毛の主成分はケラチンというたんぱく質でできています。髪の成長のためにも肉や魚、大豆製品など、たんぱく質の多い食事を摂るようにしてください。

もちろんたんぱく質を摂るだけでは、抜け毛リスクとは戦えません。
アミノ酸をケラチンに再合成させるのに役立つビタミンや、亜鉛などのミネラル成分も併せて摂りたい栄養素です。

亜鉛は牡蠣や豚肉含まれていますが、牡蠣はシーズンによっては手に入らなかったり、苦手という人もいると思います。
サプリメントでも補うことができますので、上手にとり入れてください。

タバコとアルコールを控える

喫煙するとタバコに含まれているニコチンの作用により、毛細血管が収縮して末梢の血流が悪化します。これが抜け毛の本数を増やす原因にもなります。またタバコを吸うことでビタミンやミネラルの消費量が増加することも知られています。

一方、飲酒によって抜け毛の本数が増えるという直接的な因果関係はありませんが、過度の飲酒は肝臓に負担をかけたり、眠りが浅くなってしまうことがあります。抜け毛対策のためには、飲酒はほどほどに控えた方が良さそうです。

 

女性の抜け毛の本数が増える原因とは

抜け毛は男性だけではなく、当然女性にも起きます。そして女性には女性特有の、抜け毛の本数が増える原因があります。その最大のものは、出産によるホルモンバランスの乱れです。

産後脱毛

女性は妊娠すると女性ホルモンの分泌が増加し、ヘアサイクルは成長期が続きます。しかし出産後は女性ホルモンの分泌は妊娠前と同程度に戻り、ヘアサイクルも成長期を終えていきます。
このため産後3カ月程度経った頃から、髪が抜け落ちていくのです。

また女性ホルモンには毛を抜けにくくさせる作用がありますが、出産後はその作用が落ち着くため、抜け毛の本数がどうしても増えてしまうのです。

しかしこれも産後半年~1年程度すれば落ち着いていくので、一時的に抜け毛の本数が増えたからといって慌てる必要はありません。

FAGA

女性にもFAGAと呼ばれる、女性男性型脱毛症があります。FAGAの特徴は一部の部位の抜け毛の本数が増えるのではなく、全体的に毛が抜けていくことです。FAGAもホルモンバランスの乱れが原因と言われていますので、女性ホルモンであるエストロゲンを増やすことで、抜け毛の本数増加を食い止めることができます。

FAGAについては、こちらで詳しく読むことができます。

 

<まとめ>

人間は男女とも1日80~100本もの本数の毛が抜けています。
これは髪の毛全体から見れば0.1%程度に過ぎず、正常な髪なら抜けてもまた生えてきます。

しかしヘアバランスが乱れると、抜け毛の本数が増加して薄毛が進んでしまいます。
抜け毛の本数を減らすためには食事やシャンプー選びなどの日々の生活に気を付けることも大事ですが、本格的に食い止めたい場合はAGA専門クリニックの力を借りるのも方法のひとつです。

注:記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。
サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

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