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【クリニック監修】プロテインの副作用で抜け毛が増えるってホント?

「プロテインの副作用で抜け毛」は本当でしょうか。健康志向の強い現代社会、ダイエットにも一役買うとのことで、アスリートだけでなく一般の男性や女性でもプロテインを愛用している人が増えています。もし本当なら、薄毛で悩む人にとってプロテインは、「飲むべきものではない」、ということになってしまいます。「プロテインの副作用で抜け毛が増える」のは本当かどうか検証しました。

このページの監修者のご紹介

医療法人翠奏会 
Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)

事務長 安田 孝志(やすだ たかし)

経歴

髪に関する美容業界を経て、1999年にクリニックに入職。「AGAはお医者さんで治せる」ことがまだ世の中にあまり知られていない頃から発毛治療に事務長として携わってきた、日本における発毛治療の変遷を知るエキスパート。
関西において男性の発毛治療を行っているDクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)と、分院の女性専門クリニック・脇坂ウィメンズヘルスクリニック大阪の事務長として活躍中。新人指導や接遇改善、業務改善等に対しリーダーシップを発揮している。

プロテインを飲んでいると副作用で抜け毛が増える?

健康ブーム冷めやらぬ昨今、かっこいい身体づくりのために、とプロテインを飲んでいる人も多いのではないでしょうか。
ひと昔前は、プロテインを飲むなんて一部のアスリートやボディービルダーの人だけのことでしたが、今は、一般の人も広くプロテインを飲むようになっています。

ところで、このプロテイン、副作用で髪が抜けるという話を聞いたことはありませんか。
健康な身体づくりに活かそうとプロテインを飲んでいるのに、その反動(?)で髪が抜けるということが本当にあるのでしょうか。

せっかく身体に良いものを取り入れているのに、正しいか間違っているのか分からない、曖昧な副作用の情報に振り回されるのは残念なことです。
本当に、プロテインの副作用で髪が抜けるのか、確認していきましょう。

 

薬の作用・副作用とは?

薬の「作用」「副作用」について医師や薬剤師から説明を受けたことのある人は、少なくないでしょう。
薬を使用することで得られる効果効能を「作用」と呼びます。これに対し、効果効能以外の、望ましくない作用を「副作用」と呼びます。
作用、副作用には個人差があり、その症状も軽いものから重いものまでさまざまあります。

 

プロテインと抜け毛の間に直接的な因果関係はありません

プロテインと抜け毛の副作用の関係についての細かな説明の前に、結論をお伝えしましょう。
プロテインと抜け毛の間に、直接の因果関係はありません。
つまり「プロテインのせいで髪が抜けることはない」のです。

抜け毛には抜け毛のメカニズムがあり、プロテインが身体に効くメカニズムもまたきちんとあります。
相関関係もありませんから、プロテインと抜け毛の間には何ら気にしなければいけないことはありません。

次の項目から順序立ててプロテインと抜け毛について、それぞれ説明をしていきますから、じっくりお読みください。

 

抜け毛のメカニズム

抜け毛のメカニズムは同時に発毛のメカニズムでもあります。

ヘアサイクル

髪の毛には、ヘアサイクルという周期があります。
私たちの髪の毛は、このヘアサイクルという周期のもとに抜けおち、また生えてくることを繰り返しています。

髪が生えてきて、太く長く伸びる≪成長期≫

髪が成長を止め、抜けるのを待っている≪退行期≫

寿命の来た髪が抜け落ち、毛根では次の髪が生えるのを待っている≪休止期≫

通常、ヘアサイクルは成人男性で3~5年、女性で4~6年と言われています。

ヘアサイクルと抜け毛のメカニズム

私たちの頭部には約10万本の髪の毛があり、このうちの9割が成長期のものだと言われます。つまり残りの1割は休止期&退行期の髪の毛ということですね。
そして休止期や退行期の髪の毛は、やがて抜けていきます。
これが抜け毛のメカニズムです。
正常なヘアサイクルの下での抜け毛は自然脱毛で、何も異常なことではありません。

抜け毛の原因と対策について、詳しくはこちらの記事をお読みください。

心配な抜け毛、その原因と対策
その抜け毛対策、間違っていませんか?
【クリニック監修】「抜け毛」は誰にでも起こる。そのメカニズムとは?

 

抜け毛の原因の一つ「AGA」の発症で乱れるヘアサイクル

AGA(男性型脱毛症)のメカニズムとは

AGA(男性型脱毛症)を発症すると、ヘアサイクルが乱れます。
男性ホルモンの1つ・テストステロンが5αリダクターゼに反応して、DHT(ジヒドロテストステロン)へと変化し、このDHTの作用で、成長期が短くなり、休止期が長くなってしまうのです。

ヘアサイクルの成長期が短くなることで、本来ならまだまだ成長するはずの髪の毛が成長途中で抜け落ち、その後生えてきた髪の毛も成長期が短いために早々に抜けていく……この悪循環で頭部から髪の毛が減っていき薄毛になるのがAGA(男性型脱毛症)です。

正常な抜け毛とAGA(男性型脱毛症)の抜け毛の違い

AGA(男性型脱毛症)の抜け毛は、寿命が来て抜けた毛とは違い、細くて短いという特徴があります。
厄介な症状ではありますが、このAGA(男性型脱毛症)は「AGA専門クリニック」で抜け毛の治療が可能です。

 

「プロテインとは」― これを読めば副作用による抜け毛は心配無用!

プロテイン(protein)とはタンパク質という意味です。
さらに遡れば、プロテインというのは古代ギリシャの
「プロティオス」=もっとも重要なもの
という言葉にたどり着きます。

人間の身体はその60~70%が水でできており、タンパク質が20%だと言います。身体のほとんどが水とタンパク質でできているようなもので、まさしく「もっとも重要なもの」であると言われるのもうなずけます。

プロテインの役割と摂取方法

タンパク質は、筋肉や内臓、血液や爪、髪の毛や皮膚、骨など身体の器官をつくっているだけでなく、免疫抗体をつくる原料となったり、ホルモンやエネルギーなどに形を変えて身体に作用しています。

栄養摂取は、まず第一に食事、プロテインは「補助食品」として

本来、栄養は食べ物から摂取するのが理想です。
しかし、日本人のタンパク質の摂取量はどんどん減っています。
また、タンパク質を摂ろうと心がけるのは良いのですが、カロリー過剰になったり、脂肪や糖も一緒に摂ったりしてしまうことになり、他の問題が生じます。
そこで登場するのが、手軽に効率よくタンパク質を摂取できる「サプリメント=プロテイン」です。
プロテインの本来の意味はタンパク質ですが、通常、日本では「タンパク質を主成分とするサプリメント」といった意味合いでプロテインは使われています。

プロテインは筋肉維持でダイエット効果も

日ごろから体を使っているアスリートなどは、筋肉を維持するためにタンパク質を多く摂取する必要があるため、プロテインを飲んでいる人も多いでしょう。
アスリートならずとも、筋肉をつけてかっこいい身体になりたい人、スタイルを維持したい人などは、やはりプロテインを愛用している人も多いでしょうね。
近年は、筋肉維持がダイエットにも効果的とのことで、女性のプロテイン愛用者も増えています。

 

「プロテインの副作用で抜け毛」と言われる理由は

プロテインと筋肉増強剤(アナボリックステロイド・蛋白同化剤 ※)

さて、抜け毛と発毛のメカニズムと、プロテインが身体にもたらす作用は全く別だということはお分かりいただけたと思います。

プロテインは筋肉増強剤ではない

ではなぜ「プロテインの副作用に抜け毛」と言われることになったのでしょう。
おそらく、最初に言い出した人は、「プロテインと筋肉増強剤(アナボリックステロイド・蛋白同化剤)を混同している可能性」が考えられます。
プロテインはあくまでもタンパク質、「栄養補助食品」です。どういうことでしょうか?

筋肉増強剤の成分と作用機序

一方の筋肉増強剤は、タンパク質ではなくステロイドホルモンを成分とし、これにより男性ホルモンが増加します。

現在はともかく、少し前までプロテインを飲む人はアスリートが圧倒的に多く、もう1つ、アスリートが飲むものと言えば筋肉増強剤、という発想の中でプロテインと筋肉増強剤が混同された、ということが考えられます。

(※ 一般的に「ステロイド」と呼ばれている、ステロイド系抗炎症薬(副腎皮質ホルモンなど)とは異なる。)

ステロイドで増えるテストステロンが「抜け毛説」の原因?

筋肉増強剤は、男性ホルモンを増加させることで運動能力を一時的にでもアップさせるので、世界アンチ・ドーピング機関(スポーツ競技における選手のドーピングを禁止し、排除するために検査等を行う国際機関)では使用禁止薬物に指定されています。
男性ホルモンが増加するということは、テストステロンの分泌も増えるということ。テストステロンが増えれば、5αリダクターゼに反応して生成されるDHTの量も総体的に増えます。これにより「「筋肉増強剤の副作用で抜け毛が増える」、ということは可能性としては考えられます。

もしも貴方が筋肉増強剤を服用しているのであれば、その副作用の可能性も考えられるかもしれませんが、何れにせよプロテインと抜け毛の副作用の因果関係はありませんので、安心してご使用ください。

プロテインによるアレルギーや過剰摂取はご注意を。

ちなみに、プロテインは薬品ではありませんから、医薬品で起きるような強い副作用は一般的には考えられていません(個人差があります)。
ただし、プロテインを多量に摂取しすぎると弊害が生じることがあります。

プロテインとアレルギーの関係

プロテインの原料は主に牛乳と大豆です。
どちらもアレルギー体質の方は要注意。牛乳と大豆でアレルギーをおこす体質の人が、これらを原料とするプロテインを飲み続けることで、下痢につながったり肌荒れを起こしたりする可能性もあります。この場合は、原料が牛乳や大豆ではないプロテインを飲むことで解決できます。

プロテインの大量摂取は体重増加の原因にも

また、タンパク質は身体にいいから、と大量摂取してしまうと、それが体重増加の原因になることもあります。
特にダイエット目的でプロテインを飲んでいる人は、プロテインのせいで逆に太ってしまった、なんてことにならないように、やはり飲みすぎには注意をし、適正量をきちんと飲むことが大事ですね。

 

プロテインも適量を守って健康に!

プロテインとその副作用、そして抜け毛は全く関係ありません。
副作用で毛が抜けるから、とプロテインを飲むのを迷っている方、安心してください。
また、いま現在プロテインを飲んでいる方、たとえ体にいいものでも、「薬は用法用量を守って」と言われるように、適切な量を守らなければ健康被害にもつながりかねません。
正しい量をきちんと飲んで健康に役立ててください。

 

プロテインでの副作用はなくても抜け毛が気になるなら

プロテインと抜け毛の間に相関関係はない、とはいうけどやはりプロテインを飲みだしてから抜け毛が増えたような気がしてならない。副作用はないと聞いても気になる……
そんな抜け毛にお悩みの人もいらっしゃるかもしれませんね。
気になるときは、その道のプロに相談してみてはいかがでしょう。

抜け毛治療の相談は専門クリニックへ

抜け毛治療、つまりAGA(男性型脱毛症)治療の専門クリニックの医師です。
自分の頭皮の状態を診てもらい、抜け毛治療が必要かどうか客観的に判断してもらいましょう。

多くの頭髪治療の専門クリニックでは、無料カウンセリングを実施しています。
無料カウンセリングは診察ではありません。
医師ではなく、頭髪治療の専門スタッフによる治療内容や費用などについてのご説明のためのカウンセリングです。カウンセリングの後に、すぐには抜け毛治療を望まない場合もあり得ますが、そのあたりもご心配なく。無料カウンセリングで治療を無理強いするようなことはありません。また、抜け毛治療に伴う副作用について説明を受けることも可能です。
医師による診察を望むなら、その際にスタッフに伝えれば大丈夫。
不安を抱えて悶々としているより、ここは一歩踏み出して気分を軽くしませんか。

無料カウンセリングの申し込みはこちらから
Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪) 無料カウンセリング

 

(まとめ)プロテインと抜け毛、因果関係は無し

プロテイン(タンパク質を主成分とするサプリメント)と抜け毛の間に、因果関係がないことがお分かりいただけましたか。
プロテインを飲むのが一部のアスリートだけだった時代ではなく、現代は一般人も健康のために、筋力強化のためにプロテインを飲む時代です。健康のためにプロテインを飲んでいるのに自己判断で飲みすぎて、逆に不健康になっていては元も子もありません。
プロテインの副作用で抜け毛が増えるなどと間違った情報に惑わされず、賢くサプリメントを選んでいただきたいと思います。

注:記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。
サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

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