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【クリニック監修】梅雨時には抜け毛が増えるの?その原因と対策を解説
「梅雨時に抜け毛が増える」と感じたことはないですか?梅雨時に抜け毛が増える場合、その原因は何でしょうか?雨も多く、高温多湿になる梅雨時には、この時期特有の頭皮ダメージに注意が必要です。ここでは、梅雨時に抜け毛が増える原因と、その対策・ケアについて解説します。
このページの監修者のご紹介

医療法人翠奏会
Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)
事務長 安田 孝志(やすだ たかし)
経歴
髪に関する美容業界を経て、1999年にクリニックに入職。「AGAはお医者さんで治せる」ことがまだ世の中にあまり知られていない頃から発毛治療に事務長として携わってきた、日本における発毛治療の変遷を知るエキスパート。
関西において男性の発毛治療を行っているDクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)と、分院の女性専門クリニック・脇坂ウィメンズヘルスクリニック大阪の事務長として活躍中。新人指導や接遇改善、業務改善等に対しリーダーシップを発揮している。
梅雨に抜け毛が増える理由は?その原因とケアの方法
ジメジメとうっとうしい日が続く梅雨の時期。
そんな梅雨時に、なぜか抜け毛が増えたと感じることはありませんか?
梅雨の時期に、抜け毛が増えることがあるのでしょうか?
もしも梅雨時に抜け毛が増えるとしたら、その原因や抜け毛の予防策や対策はあるのでしょうか?
梅雨時の抜け毛の原因とケアについて解説します。
梅雨の抜け毛の理由(1)高温多湿で頭皮環境が悪化
梅雨の時期は、とにかく高温多湿。
ジメジメしていて、通勤途中や仕事中に汗をかくこともしばしばあります。仕事中にヘルメットや帽子を着用している場合には、なおさらです。
頭皮も汗をかいたり、皮脂が多くなったりして、毛穴も詰まりやすくなります。すると常在菌の繁殖によって頭皮が炎症を起こしやすくなります。
また、枕カバーなども雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮環境の悪化を促すこともあります。
こうした高温多湿による頭皮環境の悪化が、梅雨のころに抜け毛が増える原因の1つになります。
梅雨の抜け毛の理由(2)雨で毛髪に汚れが付着
梅雨のシーズンは雨に降られることも多く、髪や頭皮が濡れることも少なくありません。
濡れた毛髪や頭皮には、ゴミやほこりなどが付着しやすくなります。
ゴミやほこりの付着した毛髪は、清潔な毛髪や頭皮にくらべると雑菌は繁殖しやすく、頭皮の炎症も引き起こしかねません。
こうした毛髪の痛みや頭皮の炎症なども、梅雨のころに抜け毛を増やす原因となる可能性は否定できません。
梅雨の抜け毛の理由(3)整髪料やヘアスタイリング剤
湿気の多い梅雨のころは、毛髪も湿度の影響でクセが出てまとまりにくくなり、スタイリングに悩まされる人も少なくないようです。
その対策として、いつもよりも多めに整髪料やヘアスタイリング剤を使用することもあるでしょう。
しかし、多めの整髪料やヘアスタイリング剤は、毛髪へのゴミや汚れの付着の原因となり、また、頭皮の毛穴詰まりや炎症を引き起こす原因にもなります。
梅雨の抜け毛の理由(4)強い紫外線
梅雨のころの抜け毛を増やす原因の1つとして忘れてはいけないのは、紫外線によるダメージです。
梅雨時で雨が多いから紫外線対策は不要かと思いがちですが、気象庁のデータを見ると5月中旬から9月中旬の紫外線はかなり強いことが分かります。
(参照|気象庁:日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ)
夏真っ盛りのころには紫外線対策をしている人も、雨の多い梅雨時には紫外線の影響を忘れているかもしれません。しかし、梅雨の晴れ間など、意外と紫外線が多いので要注意です。
紫外線は頭皮や毛髪にダメージを与え、抜け毛が増える原因の1つになります。
<紫外線による頭皮・毛髪のダメージ>
・紫外線が皮脂を酸化させ、毛根を萎縮させるため、毛髪の成長が抑制される。
・頭皮が炎症を起こす。
・毛髪のキューティクルが傷んで、パサつくようになる。
・メラニンの酸化分解が促進され、毛髪が赤色化する。
梅雨の抜け毛を回避するには?
以上のように、梅雨の時期には梅雨特有の抜け毛の原因があることがお分かりかと思います。
しかし、日本にいて梅雨の湿度の影響を避けることができる地域はほんの一部です。では梅雨に起きる抜け毛を防ぐにはどうしたらいいでしょうか。
梅雨の抜け毛の対策(1)濡れ防止・蒸れ防止
梅雨時の抜け毛対策の基本は、“濡れないこと”と“蒸れないこと”。
強い雨でも頭部や毛髪が濡れないように、大きめの傘を用意するのもよいでしょう。
毛髪や頭部が濡れてしまってもそのまま放置せず、吸水性の高いタオルなどを携帯して、こまめにふき取るようにしましょう。
仕事で帽子やヘルメットを着用する必要のある場合には、蒸れないような工夫をしたり、雑菌が繁殖しないように使用後に乾かすようにしましょう。
梅雨の抜け毛の対策(2)洗髪
毛髪にゴミやほこりも付着しやすく、汗や蒸れで頭皮に炎症を起こしやすい梅雨のシーズンには、洗髪にも気を配りたいものです。
ダメージを受けた頭皮は炎症を起こしやすいので、シャンプーはアミノ酸系などの刺激の少ないもので、支障がなければ毎日洗って清潔を保ちましょう。
洗髪のときには、いきなりシャンプーで洗うのではなく、ブラッシングで毛髪の汚れを落とし、ぬるま湯で充分にすすいでから、よく泡立てたシャンプーで洗髪しましょう。
洗髪後に濡れた髪のまま寝たりせずに、よく乾かしましょう。
ドライヤーを使用する場合には、熱風で毛髪を傷めないように、温風と冷風をこまめに切り替え、温風でだいたい乾いたら、最後は冷風で開いたキューティクルを閉じて仕上げるのがドライヤーを使う際のコツです。
梅雨の抜け毛の対策(3)整髪料
ワックスを使うときは、適量を手のひらに取って、なるべく頭皮に付かないように注意しながら毛髪の必要な部分にだけ付けるようにしましょう。
ヘアスプレーを近いところから噴霧すると、整髪料が頭皮に付くことがあります。15〜20cmほど離して、使用するとよいでしょう。
整髪料を使用しているときに頭部が雨に濡れると、整髪料が融け出て頭皮に付くことがあります。大きめの傘や帽子を使用するなど、頭部を雨から守りましょう。
梅雨の抜け毛の対策(4)紫外線対策
紫外線対策は、帽子や日傘が効果的です。
雨の日だけでなく、梅雨の晴れ間にも日傘を活用しましょう。雨天でも使える晴雨兼用傘なら、一石二鳥で便利です。
梅雨の抜け毛の対策(5)洗濯
枕カバーや帽子なども、高温多湿で雑菌が繁殖しやすくなっています。
自宅で洗濯できるものはこまめに洗い、よく乾燥させて使用しましょう。
ヘルメットなど洗うことがむずかしい場合には、アルコールを含んだウェットティッシュなどで汚れを取り除くようにしましょう。
梅雨時の抜け毛が気になるならクリニック受診を
梅雨時になって抜け毛が増えてきたと感じるようになった場合には、薄毛治療専門クリニックなどで相談をするのもよいでしょう。
脇阪クリニック大阪では、抜け毛やAGA(男性型脱毛症/MPHL)に関する悩みの相談・治療を行っています。
無料カウンセリングもあるので、ぜひご相談ください。
Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪) 無料カウンセリング
また、女性の場合には、脇阪ウィメンズヘルスクリニック大阪の「女性頭髪専門外来」にご相談ください。女性型脱毛症(FAGA/FPHL)をはじめとした女性の抜け毛・薄毛に関する悩みの相談・治療を行っています。
さらに、ウェブサイトで簡単にできる「頭皮セルフチェック」もあります。
梅雨時に増えた抜け毛や女性型脱毛症(FAGA/FPHL)が気になる女性は、まずはセルフチェックで頭髪の健康状態を確認してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】
梅雨のシーズンに抜け毛が増える原因やその対策について、ご理解いただけたでしょうか。
高温多湿となる梅雨時には頭皮環境も悪化しやすくなり、その結果、抜け毛が増えることもあるようです。また、5月から9月にかけては紫外線も多くなるため、梅雨の晴れ間では紫外線対策も欠かせません。
梅雨時になってから抜け毛に悩まないためにも、事前に対策法を知っておくとよいでしょう。
そして、実際に抜け毛が増えたと感じ始めたら、早めに薄毛治療専門クリニックで相談してはいかがでしょうか。
注:記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。
サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。