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【クリニック監修】薄毛に効くサプリ?薄毛にはどのサプリを飲めばいいの?

「薄毛にサプリって効く?」薄毛の問題は、男性にはとても切実な問題です。「薄毛に効果あり!」と宣伝されているサプリには、本当に薄毛に効果があるのでしょうか。薄毛とサプリの関連性を、AGA治療に特化した医師の視点から考察します。

このページの監修者のご紹介

医療法人翠奏会 
Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)

事務長 安田 孝志(やすだ たかし)

経歴

髪に関する美容業界を経て、1999年にクリニックに入職。「AGAはお医者さんで治せる」ことがまだ世の中にあまり知られていない頃から発毛治療に事務長として携わってきた、日本における発毛治療の変遷を知るエキスパート。
関西において男性の発毛治療を行っているDクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)と、分院の女性専門クリニック・脇坂ウィメンズヘルスクリニック大阪の事務長として活躍中。新人指導や接遇改善、業務改善等に対しリーダーシップを発揮している。

薄毛の育毛に必要なサプリにはどんなものがあるの?

私たちの体は、食事などから摂取される栄養素から作られています。
髪の毛ももちろん体の一部ですから、髪の毛の成分や、育毛を促進する栄養素をサプリで摂取することが、薄毛の改善効果に結びつくことは、なんら不思議なことではありません。

では、薄毛に効果のあるサプリとは、どんなものでしょうか。まず、髪の毛を構成する成分についてご説明しましょう。

髪の毛の成分は、実は80〜90パーセントの大部分が「ケラチン」という物質で構成されています。それ以外はほとんど水分なので、ほぼ「髪の毛はケラチンでできている」といっても差し支えありません。

ケラチンの正体はタンパク質で、18種類のアミノ酸から成り立っています。つまり、この18種類のアミノ酸を摂取しないことには、髪の毛が生えるわけがないのです。育毛を車に例えるなら、ケラチン不足は車の“ガス欠”を意味し、育毛はおろか薄毛が進行してしまう恐れすらあるわけです。

薄毛の改善に必要なケラチンは、バランスの良い食生活を送り、体内にアミノ酸を取り込むことで生成できます。ケラチンの成分を含んだサプリは、薄毛の改善につながることが期待できます。

 

薄毛の育毛に効果が期待できるサプリの成分とは?

18種類のアミノ酸から構成されているタンパク質のケラチン。薄毛の改善でサプリを選ぶ場合、これらのアミノ酸が入っていることがポイントです。

<ケラチンを構成する18種類のアミノ酸>

どうですか?栄養ドリンクのラベルに記載されているような成分名も多いですね。これらのアミノ酸がサプリに含まれているのも、当然といえば当然です。

実はこのアミノ酸の中でも、シスチン、グルタミン酸、ロイシンの3つが、髪の毛にはもっとも重要といわれています。

シスチン

シスチンは、ケラチンの15%程度を構成する、ケラチンの主要なアミノ酸です。体全体でも、美肌効果をはじめ、アンチエイジング作用もあるとされています。

グルタミン酸

グルタミン酸は、ケラチンの14%近くを構成する、ケラチンの主要なアミノ酸です。美肌効果や、脳の活性化などの作用があるとされています。

ロイシン

ロイシンは、ケラチンの10%程度を構成するアミノ酸です。筋組織を強めたり、肝機能の強化作用があるとされています。

またメチオニンは、ケラチンの構成割合としては高くないアミノ酸ですが、体内で合成できない必須アミノ酸で、髪の健康保持にはなくてはならない成分です。

このような成分が含まれているサプリなら、薄毛の育毛に効果は期待できると言えます。

 

ケラチン関連以外で薄毛の育毛に期待できるサプリ

薄毛の育毛は、髪の毛を構成するケラチンの成分だけを摂取すればいいものではありません。
農業を例にすれば、どれだけ種や苗が優秀でも、肝心の畑のコンディションが悪ければ、豊かな収穫は望めません。薄毛の育毛も同様です。
規則正しくストレスの少ない生活や、バランス良い食生活、適度な運動を心がけましょう。そういう意味で、体調を整えるためのサプリも、結果的には薄毛の育毛に効果が期待できると言えます。

体調を整えて薄毛の育毛に効果が期待できるサプリには、主に以下のものが挙げられます。

ビタミン

体に必要な栄養といえば、まずビタミンが思い浮かびます。ビタミンのサプリは非常に種類が豊富です。ビタミンにもさまざまな種類があります。サプリで一度に摂取するなら、総合的にビタミンが配合された「マルチビタミン」が良いかもしれません。

人の体のさまざまな働きに関わっているビタミン。特に毛髪や頭皮に関して重要なのが、ビタミンA、ビタミンB群(ビタミンB2、ビタミンB6)、ビタミンC、ビタミンEです。

ミネラル

薄毛の育毛で必要なミネラルは、亜鉛が挙げられます。亜鉛は、タンパク質を構成するために必要な栄養です。ケラチンはタンパク質なので、亜鉛が不足していると薄毛が進行し、髪の毛の育成がままならなくなります。亜鉛のサプリは薄毛の育毛に効果が期待できます。

コラーゲンが豊富

一般的に、ぷるぷるお肌の成分といったイメージが強いコラーゲン。頭皮も皮膚の一部なので、肌の健康を保つコラーゲンのサプリは、薄毛の育毛環境の整備に効果が期待できます。

 

サプリには育毛効果が期待できるが、発毛には効果がない

薄毛の育毛対策として、サプリの種類を一つ一つ説明してきました。しかし、そもそもサプリは、薄毛の治療というよりは、今ある髪の毛を健やかに育てる「育毛」に効果が期待できるものでしかありません。

そもそも「発毛」と「育毛」は、言葉の意味が異なります。
育毛は、文字通り、毛髪を育てること。細くて抜けやすい毛髪を、しっかりとした太く強い毛髪に“育てる”ことを意味しています。

サプリで毛髪に栄養を送り、育毛を促すことはできても、残念ながらサプリには、髪の毛そのものを“生やす”ことはできないのです。

薄毛の症状にはさまざまな原因があります。ストレスや不摂生といった理由が薄毛の原因なら、その原因を改善して頭皮環境を整え、サプリなどを併用することで、改善の期待は可能です。

実は、成人男性の薄毛の悩みは、ほとんど「AGA(男性型脱毛症)」と呼ばれる症状が原因となっています。このAGAは、特有の薄毛症状なので、サプリの摂取では抜本的な治療法にはならないのです。

 

薄毛・脱毛症の代表的な症状、AGAとは?サプリで治療できる?

「AGA(男性型脱毛症)」は、成人男性の3割が発症すると言われている、男性の薄毛の代表的な症状です。肌にシワが増えるような加齢の症状でもあり、いわば自然現象に近いものです。

AGAの原因は、医学的に解明されています。

AGAを引き起こすのは「テストステロン」という男性ホルモンです。テストステロンは男性の体の形成に必要なホルモンですが、これが成長期を過ぎると、「5αリダクターゼ」という酵素と結合するようになります。すると、テストステロンは「DHT(ジヒドロテストステロン)」というホルモンに変化します。このDHTが、髪の毛を産み育てる毛乳頭細胞のはたらきを阻害してしまうのです。

5αリダクターゼは、前頭部から頭頂部にかけての部分に多く存在します。そのため、ヒゲや体毛は薄毛にならないのに、毛髪だけが薄毛になるという症状が現れるのです。

今まで紹介してきたサプリは、いわば髪の毛の構成要素や栄養分に過ぎません。育毛効果が期待できても、5αリダクターゼやDHTの動きをストップすることは、できないのです。
AGAの原因について詳しく書かれた記事や、AGA治療のための基礎知識をまとめた記事がございます。
AGAについての詳細をお知りになりたい方は、そちらをご覧ください。

 

サプリ以外で薄毛の症状を治療できる治療薬はあるの?

AGAの薄毛の抜本的な治療に、サプリでは効果がありません。では一歩踏み込んで、AGAの治療薬は存在するのでしょうか?

結論から言えば、存在します。それには、「プロペシア」「ザガーロ」と「ミノキシジル」という2つの系統があります。サプリではなく、医薬品です。
この3種類のAGA治療薬の特筆すべきところは、厚生労働省からの承認を受けているということ。サプリと違い、薄毛の治療効果と発毛効果がハッキリと認められていいます。

(強調文字)AGA治療薬「プロペシア」「ザガーロ」

プロペシアとザガーロは、ともに酵素の「5αリダクターゼ」を抑制するはたらきがあります。テストステロンが5αリダクターゼによってDHTに変異することがなくなるので、結果的にDHTによる毛母細胞の攻撃を防ぐことができます。
プロペシア、ザガーロとも、厚生労働省から承認を受けています。

AGA治療薬「ミノキシジル」

ミノキシジルは、もともと高血圧症の治療を目的に開発された治療薬の成分です。
血管を拡張させることで血圧を下げる効果がありますが、それによって血管を拡張し、毛根近くの末梢血管まで血流がよくなります。その結果、毛母細胞のはたらきが活性化し、発毛に結びつくのです。
また、ミノキシジルが毛母細胞に直接刺激を与え、発毛を促す作用があることも分かっています。

ミノキシジルには、内服薬と外用薬がありますが、厚生労働省から承認を受けてるのは外用薬のみです。
AGAの治療薬についての記事がございますので、詳しくはそちらをご覧ください。

 

サプリよりも効果が高いAGA治療薬は個人輸入で入手すれば安い?

育毛には効果が期待できても、発毛効果は認められていないサプリ。それよりも、厚生労働省から承認され、はっきりと発毛効果が認められているAGAの薄毛治療薬の方が、薄毛の治療には有効です。

このAGAの薄毛治療薬、ちょっとネットで検索をすれば、個人輸入の代行業者のサイトを通じて、個人でも簡単に(しかもリーズナブルに)入手することができます。個人輸入なら、日本では承認されていないミノキシジルのタブレット(内服薬)も入手できます。

また、AGAの薄毛治療に関する情報サイトもたくさんあるので、これらを使いこなしていれば「自分だけでも薄毛治療ができる!」と、勘違いしてしまいそうです。
しかし、これは大きな落とし穴があります。

まず、プロペシアやザガーロ、ミノキシジルといったAGA治療薬は、効果がサプリよりもはるかに強力です。それに比例して、副作用リスクもサプリよりもはるかに大きいと言わざるを得ません。
それにネット通販で入手した医薬品は、正しい薬効成分が入っているのか誰も保証できません。最悪、「偽薬」という可能性すらあります。

また、ネットの薄毛治療情報は、あくまで一般論です。薄毛の症状は千差万別なので、ネットの情報がそのまま当てはまるとは限りません。
以上の理由から、医療の知識がない人が、無計画に薬を服用すると、重篤な健康被害をもたらす可能性も否定できないのです。

なお、医薬品を日本国内で正当に入手したにも関わらず健康被害があった場合、「医薬品副作用被害救済制度(※1)」が適用されます。個人輸入で医薬品を入手する行為は、あくまで自己責任の範疇となり、救済制度は適用されません。

(※1 「医薬品副作用被害救済制度」

 

薄毛治療にはサプリよりも、AGAに特化した医師のアドバイスを受けよう

薄毛治療にはサプリよりも、AGAの薄毛治療薬が有効です。しかしAGAの薄毛治療は、素人が自己判断で行うのは危険です。安心安全な薄毛治療を行うには、AGAに特化した医師から適切な診察と治療を受けることが大切です。

薄毛治療は、皮膚科クリニックに通院するのが一般的です。しかし中には、薄毛治療の経験に乏しい皮膚科クリニックも少なくありません。型通りの投薬による薄毛治療は、あくまで現状維持を目的にしたものです。

より効果の高いAGAの薄毛治療を希望するなら、AGA治療専門のクリニックに通院しましょう。薄毛に悩む患者様一人ひとりに最適な治療計画を立ててくれます。また、AGA治療薬の処方だけでなく、生活習慣や、日ごろの食事の栄養バランスの指導などもしてくれます。

AGA治療薬には副作用リスクがありますが、万が一副作用が出ても、AGA治療の経験豊富な医師が適切に対応しますので、副作用リスクは軽減できます。

Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)のホームページには、AGA治療薬に関するコラムをまとめたページがありますのでご参照ください。

 

<まとめ>

サプリと薄毛に関する記事はいかがでしたか?

薄毛の改善をしたいなら、サプリを飲み続けるより、薄毛治療の医師にかかり、AGAの治療薬を処方してもらった方が、はるかに効果的です。薄毛治療を検討するときは、自己判断でサプリやAGA治療薬を個人輸入するよりも、薄毛治療の医師に相談しましょう。

注:記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。
サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

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